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「今年は例年より1週間、いや、10日程山菜の出が遅いぞ!」

5月連休前、親父にTELしたとき、親父が言っていた。

4月29日の渓流釣りで山の様子を実際見たときに、「親父の言うとおり、10日ぐらい季節が遅いな。」と感じた私は、今年の連休の山菜採りはどこに行こうか地図見ながら悩んでいた。

国土地理院発行の地図、道路地図、山岳ガイド発行の山の地図・・・どの地図を見ても、ピンとくる山菜採り場がない。

「山菜はあきらめて、渓流釣りでも行くか!」

雪解けの影響がないだろうと思われる川を調べていたら、行ったことがない沢がある。親父に「この沢に行ったことがあるか?」と聞くと、「水量が少ない沢だからイワナはいないかも知れないが、その沢には天然ワサビがいっぱいあるぞ!」と言う。

私も色々な川で天然ワサビを見てきたが、まだまだ私の知らないワサビ沢があるとは・・・

その沢はどんな沢なんだろう??と気になってきたので、親父の案内の元、五頭連峰の沢に足を運んでみた。




天然ワサビがある沢

五頭連峰は新潟市から車で1時間も掛からない距離にあるため、多くの登山者でにぎわい、山菜採りに来る人も多い。

しかし、源流部にはイワナが棲み、熊も生息している自然が豊かな山なので、そう易々と入れる山でない。

車止めから1時間、道なき林の中を歩くと、気になっていた沢に到着した。

沢は水量が少なく、ガレ岩が点在する沢なので、イワナは生息していないと思うが、沢の両端には白い花を咲かせたワサビが多く見える。

「本当、親父の言ったとおりワサビ沢だな!!」

田舎の部落で”山菜採り名人”と呼ばれている親父だけあって、色んなところを知っているなぁ〜と感心させられた。




白いワサビの花

ワサビの花が咲いたとき、ワサビの茎や葉がちょうど食べ頃。

ワサビは寒さに強い植物なので、今年の春は寒いせいか他の山菜は出るのが遅いが、ワサビの花の咲き具合は例年通りであった。

ワサビの花も食べられる。花をこのまま口の中に運ぶとワサビの香りがする。




ワサビの葉

山で採るワサビは根だけでなく、茎と葉もおいしく食べることが出来る。

ワサビの葉はハート型して、緑がツヤツヤしてる。

ワサビに似ている葉もある。偽者はワサビのように形はハート型でも、毛深く・ツヤツヤしていなかったりするので、ワサビの葉をしっかり覚えれば容易に本物か偽者か判別することが出来る。




ワサビの採り方

天然ワサビはきれいな水がある場所に生えているが、このように石だらけの場所では石と石の隙間に根が入り込んでおり、無理に引っ張ると根が折れてしまう。

根を傷つけないよう、石を少しづつ掘って、慎重にワサビを引き抜く。

「どうせ食べてしまうのだから、強引に引っ張って、折れた根は後で掘ればいいだろう。」

と思うかもしれないが、山で自生しているワサビは生命力が強い分、成長が遅く、根の長さが10cmになるまでに15年20年もかかってしまう。

小さい根のワサビはそっとしておき、ワサビが絶えないようにしなければいけないので、強引な引き抜きはやってはいけない。




こんなワサビは・・・

ワサビの株が大きかったので引き抜いてみたら、小さい根が6本も絡んでいるワサビだった。

こういう小さい根が何本も絡んでいるワサビを採ったとき、1本1本ほどいて、別な場所に植えるよう教えられた。

そうすることによってワサビが出る範囲を少しづつ広げていき、これからもずっとワサビが採れるようにする。




植えこみ

ワサビを採って、小さい根は別な場所に植え込む。

今日初めてきたワサビが出る沢であったが、ワサビ採りに来たつもりが、いつしかワサビの出る範囲を広げる植え込みに没頭してしまった。

この沢にはしばらく行かないだろう。

5年後・10年後に訪れたとき、今日の植えこみの苦労が報われればいいなと思っている。




最後に・・・

ヘビが出る季節になってきました。

「マムシなら獲っていけよ!」

と親父が言うけど、正直、ヘビはちょっと苦手です。なんか気持ち悪いなぁ〜

親父は・・・ヘビを見たら目をギラギラさせ、マムシを捕まえたくて仕方がないみたいです。

親父とは山遊びや釣りの趣味は一緒ですが、ヘビの好き嫌いだけは親父に似なかったようです。




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