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2010年3月下旬の3連休、新潟で釣りをするために帰郷しました。

休日初日の土曜日、新潟で絶滅危惧に指定されているイトヨを釣ろうと計画を立てていたのだが、親父・よしおじさんはイトヨに興味がないらしく、3人がせっかく集まったのだから山に行こうということで、阿賀野川支流に行ってみました。

この支流は今から10数年前にアマゴを放流したことがある。その放流したアマゴがサクラマスと交配して、ヤマメ+アマゴの亜種が生息してしまった川。




雪解けの影響は?

2010年は雪が多いというが、冬期の降雪量は例年並。ただ例年と違うのは雪が降るとドカンと積もる。これを新潟では”ドカ雪”という。

ドカ雪が降って、その後は雨だったので、川も雪解けによる増水が始まっているかな?と心配していたが、川を見るとそんなに濁ってはいない。

「まだ、雪シロは出てないから、これなら釣りができるなぁ!」

早速、仕掛けを作り、ヤマメがいそうなポイントを探す。




今日の仕掛け

今日の仕掛け

・竿6.0m
・道糸0.6号の通し仕掛け・2ヒロ半
・目印2ヶ所
・オモリ4B
・ヤマメ針6号
・エサはミミズ

仕掛けを作り終えたよしおじさんが、仕掛けを流してみると、一発で食ってきた。

「おぉ、一発で食ってきたぞ。これは幸先がいいぞ!」

川原沿いに釣り人による足跡がないので、今シーズンこの川はうちらが1番手かもしれない。




アマメ??

私も仕掛けを流してみると、一発でエサに飛びついてきた。

私の後ろでフキノトウ採りしている親父が、私に近寄ってきて

「何釣れた?アマメか?」

「アマメ?ヤマメとアマゴが交配したからといって、名前までくっつけることないだろう!赤の朱点がある奴がアマゴ、朱点がない奴がヤマメ。こいつは少し朱点があるからアマゴだな。」

本来、アマゴは新潟にはいない魚。それを放流によって生息させてしまったことにより、生態系に狂いが生じている。現に20cm以上の魚の8割は交配種が釣れる。

以前から生息しているヤマメは、この交配種に生態系を脅かされてように感じる。




ヤマメのポイント

アマゴ・ヤマメは川魚の中で、1番俊敏でエサを食べるが上手な魚。狙うポイントは、川筋に自然のエサがどのように流れるか?と考えながら仕掛けを流すと釣果が伸びる。

この場所では流芯の流れが強いところに仕掛けを投入して、流れが緩やかになったところが狙い目。
写真の中央部に岩が飛び出て、その脇がトロ場になっていているので良さそうに見えるが、あのようなポイントはヤマメよりもイワナが好むポイント。




24cmのアマゴ

24cmのアマゴ。

写真で見ると朱点がないように見えるが、それは私の写真撮りの腕が悪いだけ。実際はかすかに朱点がある。

型がいい魚のほとんどが朱点があるアマゴだった。




新しい竿とアマゴ

今シーズンは新しい渓流竿でイワナ・ヤマメに挑む。新しい竿はD社の鋭覇V。
昨シーズンまでは鋭覇Tを使用していたが、よしおじさんが山の中で竿を落としてしまい、そのまま行方不明になってしまった。

色々な渓流竿を手にしてきたが、鋭覇Tは調子の硬さ・魚を掛けたときのやり取りのしやすさ・竿のバランスなどかなり優れた竿で、私の渓流スタイルに合っている素晴らしい竿だった。

その鋭覇も3代目になったが、鋭覇Tとは全然違う竿になってしまったので、驚いてしまった。

まずは穂先。メーカーでは”メガトップ”と謳っているが、この穂先の感度がすごい。オモリが石にコツンとぶつかるのが手元まで伝わってくるほどの感度を持っている。

竿のバランスもいいが、鋭覇Tに比べて細くなったので、源流イワナのような引っこ抜きが必要なところでは、若干、パワー不足かもしれない。まだ、今シーズンはイワナを上げていないのではっきりと言えないが、イワナで使う竿よりもヤマメで使う竿の方が合っている竿だと思う。




食べてはいけないフキノトウ

食べてはいけないフキノトウ??決して毒だからということではありません。

写真のフキノトウは美味しく食べることが出来ないフキノトウなのです。




川原のフキノトウ

渓流を川沿いに歩くと、フキノトウを多く見かけます。

しかし、川沿いに出ているフキノトウを採るのは注意が必要。

写真を良く見ると、フキノトウの中に砂や砂利が入っています。これは雨による増水でフキノトウが水没した証拠。このようなフキノトウを食べると、砂や石で口の中がジャリジャリして、美味しく食べることが出来ません。

川原に出ているフキノトウを採る時は、1つ採って裂いてみて、中に砂が入っているかどうか確認するのも、フキノトウを上手に採るコツだと親父から教わったけど、実際は「川のすぐそばに出ているフキノトウなんて、ジャリジャリってぇから採ってくんな!」と言われています(~_~;)




最後の淵

時間も3時を過ぎると、日もたいぶ傾き、雪解けによる川の濁りが出てきた。

「雪シロが出てきて、川が濁ってきたからそろそろやめるか?」

あまり濁ると川底が見えなくなり、どこの場所が深くなっているか?と見分けがつかなくなるので、早春の渓流釣りは帰路のことも考えて釣りをしなければならない。




最後に・・・

最後のひと流しで釣れたヤマメ。

放流したアマゴがサクラマスと交配し、親父が”アマメ”と呼ぶ亜種が存在する川での釣りだったが、本来、いるべきでない魚を釣っても、素直に喜ぶことができない。

今ではアマゴの放流は行っていないが、1回の放流で亜種が生まれ、そして、その亜種が勢力を拡大している。昔からいた純粋なヤマメは、この亜種によって追い出させる結果を招いてしまったと思う。その証拠が今日の釣果。型が良い魚のほとんどが亜種。

ヤマメが減ったからといって、何故、その川に生息していないアマゴを放流するのか?その意図がよくわからない。

もう、この川では、昔からいた純粋なヤマメは絶滅するかもしれないと考えると、ちょっと寂しい気分になってしまう・・・





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