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2016年春・・地元の里山散策


山菜シーズン到来。今年は例年と比べて山菜が採れる時期が早いというが、どれぐらい早いのか?地元の里山で山菜たちの様子を見に行くことにした。

この場所は、地元の部落連中しか知らない山菜採り場。私が生まれるずっと前、部落の人たちが山を開き、開墾した場所だが、世の中が何でも買える時代に変わってくると、山奥に作った畑は廃(すた)れていき、いつしか誰も行かなくなってしまった。

「あの山の奥には畑があったんだぁ〜」

と、おばあちゃんから聞いていたが、実際に行ってみたら陽当たりを好む山菜たちのパラダイスになっていた。

今年の山菜採り第一弾は、地元の里山に行ってみようかな!!




道なき道

数十年前、畑があった時は明確な山道があった場所も、今ではかすかに道らしいのが残るのみ。地元の里山なので迷うことはないが、たまに「あれ!方向が間違えたかな?」と思うこともしばしば。

「山道を整備しようか」とおじさんと話したことがあったが、地元の人もノーマークの場所なので、バレないようそっとしておこう。




開 墾 跡

山を登って15分で、昔の畑に到着。開墾された場所なので周りに高い木もなく、このような場所では、陽当たりを好むワラビが多く出てくる。
今回の狙いもズバリ!ワラビ!!

ワラビは山菜の中でも、山菜採りシーズンの終盤に出る山菜の一つ。ここでワラビが出ていれば、この山付近での山菜採りは終盤を迎えていることが分かるし、もっと山奥では山菜採りが中盤を迎えているのが分かる。

今日はワラビを多く採る目的よりも、この山のワラビの出かたを見て、他の山ではどの山菜が採れるかの基準にしようというのが今回の目的である。




ワラビ

陽当たりの良いところでは、ちょうど旬を迎えているワラビ。

だけど、まだ小さいワラビも多く、まだ出ていないワラビも多いだろう。

全体的に見れば、この場所でのワラビ採りはまだ早い。あと1週間後なら、リュックザックいっぱいにワラビが採れると思う。




ワラビの収穫

ちょうど食べ頃のワラビだけを採る。おじさんと僕とで袋1個ずつの収穫。

「まだ、ワラビ採りは早いな!」

この山での山菜採りは、シーズン中盤が終わって終盤に差し掛かっているところか。
もう少し山奥では、山菜シーズン中盤に出る山菜が採り頃のはず。

ワラビ採りはこれで切り上げて、もう少し奥の山に行ってみよう!!




沢沿い

2時間ほどでワラビ採りは切り上げて、今度はもう少し奥にある沢を登ってみることにした。
この沢は”ウルイ”・”シドキ(モミジガサ)”が多く出ている沢。どちらも先ほどのワラビ山からの状況から推測すると、ちょうど採り頃のはずだ。




ウルイ

ウルイと呼ばれる山菜。沢沿いを歩くと良く見かける山菜。家ではお浸しやお味噌汁の具として食べる。

ウルイが採れる場所は、沢沿いの湿った斜面や崖に生えていて、葉が開く前のウルイが旬。
主に茎を食べるので、ウルイを採ったら葉の部分はその場に捨てて持って帰る。




シドキ

地元では”シドキ”と呼ばれる山菜。本当の名前は”モミジガサ”

シドキは山によって出る山と出ない山があるので、意外と貴重な山菜かもしれない。




シドキの葉

”モミジガサ”といわれる由来は、この葉の形がモミジの葉に似ているから。

この山菜は独特の香りがあり、好き嫌いが分かれる山菜だが、好きな人は「この香りこそが山菜だ!」という人もいる。

シドキも湿った斜面に生えるが、ウルイよりも土壌を好むので、採るのはそれほど難しくない。




ウルイポイント

ウルイはこのような湿った崖が大好きな山菜。ゼンマイと同じ場所に出るので、ちょっと危険な場所が多い。この崖下の積もった腐葉土に”シドキ”や”ウド”が好む土壌があるので、上ばかりではなく下も良く見ながら山菜採りをしていく。




小手調べ

今日は山菜採り2連チャンで、ワラビ・シドキ・ウルイ・コゴミを採ることが出来たが、今日の夕食は山菜づくしにしようとしても、4種類では少々さみしい。

山菜といえば”天ぷら”にしていただくのも美味しいので、今度は”タラの芽”&”コシアブラ”が採れる山に行ってみることにした。




コシアブラとタラの芽

本日3回目の山菜採り。山菜採りは一つの山に全ての山菜が生えているのではなく、山ごとに採り場が違ってくる。

この山は”コシアブラ”とタラの芽”が多く出ている山であるが、さすがに3連チャンも山に登ると時間がなくなってくる。

本来なら、ホームページ更新用に写真を撮っているのだが、あまりゆっくりしていると暗くなってくるので、写真撮影は数枚程度にして、早く切り上げて夕食の準備にしよう!!




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