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2012年5月下旬、親戚のおじさんが川内山塊の渓流釣りに行ったが、さっぱり釣れなかったと連絡があった。

イワナが釣れない??それはおかしい・・・

今年は大雪だったので、5月中旬以前は雪解けが収まらず、渓流釣りに来ても大した釣果がないはず。雪解け水が落ち着き、渓流釣りが出来るのは5月下旬だろうと予測していた。

親戚のおじさんの釣り腕は名人級。そして、この川のベストシーズン。何人か先駆けして渓流に入ったとしても、少しはイワナが釣れるだろう。

それなのに何で釣れないんだぁ・・・

気になったら解決するまで気が済まない性格なので、こうなったら自分の目で川を見に行こう!

親父と2人で川内山塊の渓流に入ってみました。




これは・・・

入渓してすぐに川の異変に気づく。

淵がない・・・

いつも、イワナの大物が棲んでいる大淵がない!浅瀬になっている!

去年までは深みのある淵だったのに・・・




去年までの写真

これは去年以前の同じポイント。深みがあって、その深さは背丈以上ある。

それが、今年は浅瀬になっている。

親父も川の異変に気づき、「相当荒れたな・・・」とつぶやいている。

もっと奥の方に行ってみよう。




あらららら・・

去年とはガラリ一変。ここはどこの川だろう?と錯覚を起こすぐらい、川の渓相が変わった。

大淵は石に埋め尽くされ、石ばかりの河原になってしまった。

深みのあるポイントは皆無。釣り人の気配はないが、もう少し奥に行ってみよう。




うわぁ!

大洪水の形跡。

2011年7月下旬、新潟県・福島県を襲った集中豪雨は、この川内山塊も1時間100mm以上の雨が降り、積算雨量は1000mmという猛烈な豪雨だった。

同じ川内山塊から流れる五十嵐川では堤防が決壊。甚大な被害をもたらす結果となった。

この川も、その水害の影響で川が変わってしまった。

こんな水害でもイワナが全滅することはないが、数が少なくなってしまったのは確実だろう。

釣れない原因が水害の影響とはなぁ・・・




どこで竿を出す?

奥に行っても、イワナがいそうな深みのあるポイントがなく、竿を出さずにひたすら歩く。

釣り人が入った形跡はないので、そろそろ竿を出してもいいのだが、大物がいそうなポイントがない。

ここぞ!というポイントはないかなぁ・・・




洪水前の川

洪水前は河原なんてほとんどなく、泳ぎ覚悟で行くような川だった。

両側は崖になっていて山道はなく、おいそれと人が近づくことが出来ないイワナの聖地。

深みのある淵はどこにでもイワナがいた。それも尺を超えるイワナばかり。

それが今では、深みのある淵はみな埋め尽くされ、イワナの聖地と呼んでいたころが懐かしく思う。




竿を出してみるか

かなり奥まで来たが、穏やかな渓相がずっと続く。

本来なら、川を覗けばイワナの姿が見えるものだが、ここまでイワナの姿は1匹も見ていない。

あまり釣果の期待は出来ないが、せっかく来たので竿を出してみる。




釣れん・・・

「ここならイワナがいるだろう!」

イワナがいそうなポイントに仕掛けを流すが全く当たりなし。

この場所以外でも当たりはなし。本当にイワナがいなくなってしまった。

大水が出ると、岩魚はほとぼりが冷めるまで岩陰でじっと身を潜めている。しかし、去年の水害は水が増えただけでなく、石や土砂まで流れる大水だから、相当数のイワナが埋もれてしまったかもしれない・・・


「これ以上、上流に行ってもイワナはいないだろう。下って、水害の影響が少ないところで釣りをするか?」




下流に移動

水害の影響が少ない下流部に移動して釣りを再開。

竿は2本用意していたが、上流では当たりがなかったので、竿1本で親父と交互に釣る。

まずは僕から仕掛けを流すと、いきなり当たりが・・・




尺イワナ

エサに飛びついた魚は尺(30cm)を超える立派なイワナだった。

こんなイワナが釣れるということは、このポイントは今まで誰も釣りをしていないようだ。

今度は親父の番だ!今度は写真ではなく、動画を撮るから一発で決めろよ!




親父もヒット

親父も尺を超えるイワナを釣り上げる。

本来なら、誰もいかない上流部ではこのサイズが連発するはずだったのに、わざわざ下流に行ってイワナを釣るはめになるとは。

なんか複雑な心境である・・・




今日の花

これは”タニウツギ(谷空木)




これは?

これは”オニグルミ(鬼胡桃)

木の下には、いっぱい胡桃が落ちていた。




こっちは?

これは”フジ(藤)

紫色の花で、遠くからでもかなり目立つ。




最後に

釣りを終えた夜、野人3人が揃い、今日の釣りについて語り合った。

川の変化、イワナの生息状況、そしてこの川の今後など・・・

僕達はこの川の源流部を、今後3年間は自主禁漁にすることに決めた。釣りたければ、下流部だけにしよう。

その代わり、3年後は尺イワナが連発するような源流部に戻るんだぞ!!


7月からはいよいよ大川での源流釣りがスタートする。この川の尺サイズより、もうワンランク大きい岩魚達が相手だ。

7月は源流部を泳ぎまくるぞ!!




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