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前日、私一人で五頭連峰に行き、ゼンマイ・山ウド・ウルイを採ってきた。

夕方、親父から電話があり、「五頭(ごず)連峰はどうだった」と聞いてきた。

山の状況、ゼンマイの出方、雪の具合、雪解け水の状態などを細かく話すと、「そうか・・・五頭連峰がそんな感じなら、会越国境の山のゼンマイも採れるな!」と親父が言う。

「あぁ、あの山もちょうどいいと思うよ!」


これで、明日は親父と2人で、会越国境山群の山にゼンマイ採りに出かけることが決定した。




1時間半

車から降り、そこから川を遡ること1時間半でゼンマイが多く出ている場所にたどり着く。

川を遡るといっても、両側が崖になっている川なので、雪解け水が多いと渡渉が難しく、水の多さが鍵を握る場所。

川を見てみると、水量が少し多いが、雪解け特有の濁りは薄く、もう雪解け水は落ち着いた感じ。

ゼンマイ採りもいいけど、イワナ釣りも最高なんだけど・・・

イワナ釣りはあとからでも出来るが、山菜採りはそうはいかない。旬を逃すと1年間待たなければいけないのだから、今日はゼンマイ採りに集中しよう。




雪が多いなぁ

「いつもなら、こんな場所には雪がないだろう!」

親父がいうとおり、今年は本当に雪が多い。

今日は天気もいいので、雪が解けるのが早いだろう。こういうときに注意しないといけないのが雪渓の崩落だ。

スノーブリッジが薄いところは崩落の危険があるので、なるべく雪が厚いところを通る。どうしても薄いところを通るときは、足に力を入れず、すばやく移動するのも一つの技だ。




会越国境山群

全てが岩山に覆われているこの地域の山は、いかにもゼンマイが出そうな雰囲気の山だ。

ゼンマイのメッカとして名が知られているが、山を見れば納得する。

このような岩山はゼンマイだけでなく、マツタケもこんな感じの山が大好きなんだよね。




大雪渓

ここがゼンマイを採っている場所。

この時期にここまで来るのは私達しかいないので、人の気配は一切ない。

高く両側にそびえる崖。
山頂まで続いている大雪渓。
聞こえてくるのは川の流れと小鳥のさえずり・・

いや〜大自然を満喫です!!




ゼンマイ採るか!

誰も来ない場所なので、出ているゼンマイの大きさ・太さは申し分ないです。


親父と二手に分かれて、ゼンマイ採りに集中です。




意外と大変

ゼンマイは崖っぽいところに出る山菜なので、写真を撮るのが大変なんですよ。

他の人はどんなところでゼンマイを採っているのかなぁと、パソコンで検索して探してみるけど
意外とゼンマイ採りのホームページやブログは少ないんですよね。

それを考えれば、田舎の人達がどのようにしてゼンマイを採っているかを伝えているのは貴重なことなんだなぁと思う。




花の写真

2連チャンの山遊びなので、ちょっと一休みして、花の写真を撮ろう!!

これは色が白いから、キバナイカリソウではなく、”シロバナイカリソウ(白花錨草)




イワカガミ

これは”イワカガミ




ショウジョウバカマ

これは”ショウジョウバカマ




イワウチワ

これは”イワウチワ




カタクリ

これは”カタクリ


このゼンマイ採り場では、こんな感じの花が咲いていました。




ちょっと軽いな!

ゼンマイ採りを途中で中断し、花の写真を撮っていると、親父が降りてきた。

もう親父はリュック満タンにゼンマイを採ったらしい。

おいなりはどれくらいゼンマイを採ったかな?と、僕のリュックを親父が覗く。

「なんだ!満タンじゃねぇな!」

リュック八文目ってところかな。2連チャンだし、満タンにすると帰りが大変だし・・・でも25kgぐらいあるぞ!と言いたいが、そんな甘い親父ではないのは分かっている。




それきた!

「まだ、お前のリュックは余裕があるから、もう少し山菜を採って行くか!」

と親父がいうと、ゼンマイではなくコゴミを採り始めた。

「仕方ねぇな・・・」 私もコゴミを採るが、ふと、親父を見ると、ビニール袋いっぱいになるくらいコゴミを採っている。

「コラコラ!俺のリュックはそんなに入らん!」

結局、ギュウギュウ詰めで山を降りる結果になりました。




シドキ

地元では”シドキ”と呼んでいる山菜。正式には”モミジガサ(紅葉笠)

独特の香りと歯ごたえが楽しめる山菜。中には香りが嫌いな人もいますが、僕は好きなので夕食分だけ採っていこう。




山を下るぞ!

いつものごとくであるが、リュックが満タンなのでかなりの重量感。僕のリュックで30kgか。

そんな重いリュックを背負って、山を降りるのが大変なんだぁ(>_<)


ある時はこんな崖を降りたり・・・




ある時は・・・

ある時はゴルジュの中の淵を下り・・・




ある時は・・・

ある時はこんな滝を降りたりもする。それもギュウギュウ詰めのリュックを背負って。

これじゃ、誰もこの場所にゼンマイ採り行かないのも分かる気がするが・・・


ゼンマイはその日のうちに茹でないと、硬くなって食べれなくなってしまうので、のん気に休憩しながらという訳にはいかない。休まず、さっさと山を降りよう!




ゼンマイの処理

家に着いたら、すぐにゼンマイの綿取りをする。

今日は何だかいつもよりハイペースでゼンマイの綿を取っている。

なぜ?と思ったら、今日は相撲の千秋楽だからテレビが観たいだって・・・

ということは、5時までには全部の作業を終わらせないといけないから必死なんだ(笑)




ゼンマイを茹でる

量が多いので、ゼンマイを茹でるのは鍋ではなく、釜で茹でています。

茹でるのは、おばあちゃんの仕事だぁ。




茹で具合

ゼンマイの茹で具合は、ゼンマイがくるりと1周出来れば茹で上がり。

茹で終わったゼンマイは、すぐにムシロの上に広げて荒熱を取る。

これで、今日1日のゼンマイ採りは終わり。


明日からは天日にゼンマイをさらして、揉みながら乾燥させていく。揉むことによってゼンマイの繊維質がほぐれ、歯応えがやわらかいゼンマイを食べることが出来る。

私達が採ったゼンマイは太いので、完全に乾燥させるまで3日はかかるだろう。




ゼンマイの茹で汁

ゼンマイの茹で汁も先人達の知恵がある。

「ゼンマイの茹で汁を雑草にかけると、雑草が枯れるんだ。」 と言いながら、おじいちゃんがゼンマイの茹で汁を撒いている。

翌日、その茹で汁を撒いた場所を見てみると、雑草たちが見事に茶色になって枯れている。

なかなか、先人達の除草剤は効き目が抜群ですね。




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