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2012年3月から渓流釣りは解禁になるが、今年は出遅れてしまった。仕事が忙しくてなかなか新潟に帰ることが出来ず、ようやく4月中旬になって新潟に帰ることが出来た。

解禁からすでに1ヶ月以上経ち、釣りやすい小さな川はすでに攻められているので、あまり釣果は期待出来ない。

かといって、水量が多い川は、雪解け増水の影響で川を渡ることが出来ず、釣りは出来ないだろう。

この時期の渓流釣りは、雪解け水がどれだけ出るかで釣果が決まるので、場所の選定が悩みどころなんです。


「ヤマメが釣れるあの川はどうだ!」

よしおじさんが言う。あの川かぁ・・・2年前に行ったときは楽しく釣らせてもらった川だ。
http://yajinonlyone.web.fc2.com/page_amago1003.html

もし釣りがダメでもフキノトウがあるなぁ。


ということで、親父とよしおじさんと私の3人で、飯豊連峰から流れる川に行ってみることにした。




釣りする前に・・・

車から降り、川に出てすぐにカモシカの亡骸に出くわす。

雪が多い年に渓流釣りをすると、よくカモシカが死んでいるのを目にする。珍しいことではなく、今まで幾度なく目にしてきた。

「角を取るか!」

私達はカモシカの角は必要ないが、ほしい人にはたまらない一品でもある。


(※内臓が飛び出ているグロテスクの画像の為、画像にモザイク処理しました。)





カモシカの角

「カモシカの角を、鮎タモに着けたいんだよなぁ・・・」

自作でタモ柄を作る知人がつぶやいていたことを思い出し、もしカモシカの角を見かけたら取ってきてほしいと頼まれていた。

普通は鹿の角を着けるのだが、カモシカの角は入手困難で、なかなか手に入らない貴重なものらしい。

それもそうだろう。だってカモシカは、国の特別天然記念物に指定されている動物だもんなぁ。




川の状況は・・

カモシカの角を頂いた後、早速、竿を出してみる。

雪解けによる増水はしているものの濁りは薄い。雪解けが進む午後になると川は濁ってくるので、午前中が勝負。

「あれ!おいなりは竿を出さないのか?」

とよしおじさんが言うが

「最初の1匹はおじさんに任せるよ!」

と、私はのんびり仕掛けを作っている。


仕掛けを作り終えて、おじさんの釣りを見るが、当たりがない。

魚がいそうなポイント攻めている。けど、釣れない。周りには前に来た釣り人の足跡があるが、数人程度の足跡しかないので、そんなに魚は釣られていないはず。

「仕方ないなぁ。最初の1匹は僕が釣るか!」




あれ!!

「本当に当たりがないや・・・」

川はまだ濁っていないので、釣れない状態ではない。オモリをもっと重たくして、なるべく底に這わすような仕掛けに変えても当たりがない。

うーん・・・しばし沈黙。

「これはダメだぁ・・・今年最初の渓流釣りでゼロだな」

その年初めて行った渓流釣りでボーズを食らったことが過去に1回ある。

10年も前のことであるが、川内山塊の川に行った時である。3月上旬なので雪解け水はまだ出ていなく、釣り人も入っていないのに釣れなかった。そういえば、あの時もカモシカの角を取ったなぁ。

カモシカの角・・・今回もカモシカの角。




今度こそ

「ここはいるだろう!」

と意気込んで仕掛けを投げるが、仕掛けはピクリもせず!

これは・・・カモシカの呪いだな(^_^;)




竿をしまうか

親父は僕達2人の様子を見て、竿は一切出していない。

「今日はそんなにミミズを用意しなくても大丈夫だったな!」

と、イヤミを言われる始末。


親父は釣りではなく、フキノトウ採りをしている。

順調にフキノトウを採る姿も見ると、うらやましくなってくる。

どうやら、よしおじさんも同じ思いらしく、竿をしまってフキノトウ採りでもしようかな。




納 竿

魚は諦めて、フキノトウを採ろう!

さっさと竿をしまい、親父の後をついて行こうとすると、親父は何故か山の斜面を登っている。

「なんだ!あんな山の中ではフキノトウはないだろう??」

「おーい!こっちに来てみれ!山の斜面にまたカモシカが死んでいるぞ!」

また、カモシカかぁ・・・



今日の収穫はフキノトウとカモシカの角だけでしたが、今年はまだ始まったばかり。渓流釣りはこれからが本番です。今年は渓流に燃えるぞ!!

あと2週間でゴールデンウィークだか、今年のこの雪の多さで、連休中は渓流釣りも山菜採りもおそらくダメだろう。全てが例年より2週間ぐらい遅れるかな。




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