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雪が少ない年はゴールデンウィークがちょうど採り頃のゼンマイ。

しかし、今年は大雪の年だったので、自然のものは何から何まで出るのが例年に比べて遅い。

山菜・花・木の芽吹き・田植え、全てが遅い。

5月連休が終わった10日後の週末。ゼンマイを採るために新潟に帰郷した。

「いくらなんでも、例年より10日も遅ければゼンマイは出ているだろう」と親父とTELで話をするが、親父はまだ若干早いと言う。

それでも日当たりの良いところではゼンマイは出ているというので、2人で会越国境山群の山へ行ってみることにした。




雪が多いなぁ・・・

今年は本当に雪が多い。例年なら雪がない斜面でもまだまだ多くの雪がある。

ゼンマイは川沿いの斜面の崖に出る山菜。

写真のところも、かなりの量のゼンマイが採れる斜面なのだが、雪に覆われて山菜採りどころではなかった。

「これは川近くはダメだな!少し高台にあるゼンマイを狙うしかないな!」

川岸近くは雪が雪崩れ込んでいるので、雪が積もっている。上に行けば行くほど雪がないはずだ。




岩山の会越国境山群

ゼンマイは崖に出てくる山菜。崖で採るのは非常に危険。体力・脚力がなければゼンマイ採りは出来ない。それだから山菜の中では1番の高級品なのだが、そんな崖に出る山菜だからこそ価値があるのだろう。


それにしても、私は30代だが、30代でゼンマイを採る人は新潟の田舎でも会ったことはない。

その内、ゼンマイの文化も消える運命にあるかもしれないなぁと危惧してしまいます。




ゼンマイ畑

崖の斜面に生えるゼンマイ。

輸入物のヒョロヒョロなゼンマイと比べ物にならないくらい太くて大きい。

採るときは上から25cmくらいのところから折る。根元近くは堅いので美味しく頂けない。




ゼンマイの株

ゼンマイは1つの株から数本出ている。

採るのはメスゼンマイと呼ばれる栄養葉のゼンマイを採る。

オスゼンマイは胞子葉と呼ばれるいる。


オスゼンマイとは??メスゼンマイとは??




オスゼンマイ

これがオスゼンマイと呼ばれる胞子葉。1つの株から5本以上出ている株には必ず1つ以上の胞子葉がある。

ゼンマイを採るときは、このオスゼンマイを採ってはいけない。もし、1つの株から出ている胞子葉を全部採ってしまうと、翌年からはゼンマイが出なくなる。

それに、オスゼンマイは食べると堅いので美味しくない。




メスゼンマイ

栄養葉と呼ばれるメスゼンマイ。1株から数本出ている。

メスゼンマイも採るときには注意がいる。1株から全てのメスゼンマイを採ると、翌年はゼンマイが細くなってしまう。採るときは1株から1本はメスゼンマイを残す。

ちなみに私は2本残して採っている。




もう入らんよ!

「リュックに積めるだけゼンマイを採るぞ!」

毎年、親父がいう言葉だが、今年も・・・

「おいなりのバッグ、もうちょい入るんじゃないか?」

「入らん!!!!」

私のバッグにギッシリ詰め込んだゼンマイ。重さは25kgぐらいかなぁ。30kgはないと思う。

これを背負って山を降りるのは、かなりの体力がいるんです。




山を降りる

雪解けの影響で川は濁り、足元が見えなくなっているので、慎重に川を下る。

「いや・・・それにしても重てぇなぁ・・・」

本当、ゼンマイ採りはハードです。

車まで1時間半。ホームページ用の写真なんて撮っている余裕はない。早く山を降りよう。




着いてからも大変

「ひんでぇ、ゼンマイ採ってきたなぁ!」

「これは俺の分だ。まだ親父のリュックを開けていないよ。」

写真は私の分だけです。

今日はかなりの量のゼンマイを採ることが出来ました。重さでは50kgぐらいか。


これからはおばあちゃんの出番だ。

まず、ゼンマイについている綿を丁寧に取る。

綿を取ったら茹でる。

天日に干して乾燥させるが、ゼンマイを揉みながら乾燥させると繊維質がほぐれて、より美味しいゼンマイが出来る。完全に乾燥するまで太いゼンマイは4日は掛かる。

これだけ手間が掛かるゼンマイ。山菜の中では1番の高級品なわけだ。




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